お子様の進学や新シーズンの足音が聞こえてくると、必ず直面するのが「どのチーム・クラブに入るべきか?」という悩みです。今回は、日本とニュージーランドの両方の環境を知る立場から、後悔しないクラブ選びの基準をお伝えします。
日本の「学校・アカデミー文化」とNZの「クラブ文化」
日本では、中学・高校と「部活動」や「J下部組織」といった、非常に競争の激しいピラミッドの中で環境を選びます。一方、ニュージーランド(NZ)は地域密着の「クラブベース」が基本です。
一見、NZの方が選択肢が限られているように見えますが、実は「自分で道を作る」自由度が高いという大きなメリットがあります。しかし、その自由があるからこそ、親の「目利き」が重要になります。
チェックすべきは「名前」ではなく「プラン」
有名なクラブや、友達が多いチームは安心感があります。しかし、本当に見るべきはそこではありません。
- コーチ個人の資質: 誰がお子様の成長を直接サポートするのか?
- クラブの育成プラン: 「今年は勝とう」という目先の目標だけでなく、2年後、3年後にお子様をどう成長させるかのロードマップが示されているか?
ここで大切かつ難しいことは、ニュージーランドのコーチは流動性が激しいということです。先にお伝えしたとおり、どんなコーチに教わるかはとても大切なのですが、シーズンの途中でコーチが変わってしまうことも珍しくないのがニュージーランドの特徴です。
そこで大切になってくるのが「クラブとして」どのような育成プラン・環境を持っているかです。成績以上に見るべきポイントがあることを覚えておきましょう。
ステップアップを見据えた「戦略的選択」
「家の近所だから」「友達がいるから」という理由は、サッカーを始めるきっかけとしては素晴らしいものです。しかし、もしお子様が「もっと高いレベルでプレーしたい」と願っているなら、親は一歩先を読み、ステップアップのためのプランを持つ必要があります。
子供は「今、この瞬間」を楽しみますが、大人は「次のステージに繋がる武器がここで手に入るか」を冷静に判断してあげなければなりません。
Glocalからの提言:親ができる最高のサポート
親ができる最大のサポートは、子供の代わりに決めることではありません。「選択肢の質」を担保してあげることです。
- 情報を集める: クラブが提供するセッションの意図をコーチに質問してみてください。
- 柔軟に考える: もし今の環境がお子様の「個人戦術」の成長を止めていると感じたら、そこを変えることは逃げではなく「前向きな決断」です。
- 役割分担: 週末の試合を楽しむ場所(クラブ)と、個の武器を磨く場所(スクール/研究所)を賢く使い分けることも、一つの戦略です。
環境が子供を育てるのではありません。「正しい環境を親と子が選び取るプロセス」が、子供の自立心と成長を加速させるのです。
何か気になることやご質問がございましたら、ぜひご連絡ください。
クラブ選びの相談や、サッカーについての疑問をもっと追求したい方はこちら
https://www.glocal-football.com/articles

コメント